胃壁腹壁固定法に関するアンケート調査の件

令和4年度(2022年4月)の診療報酬点数の改正において「k664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) 6,070点」の算定要件となった、胃壁腹壁固定法の加算点数化に向け「胃壁腹壁固定に関するアンケート調査」を実施させていただくことになりました。本アンケート調査の集計結果は、三重県保険医協会を通じて厚生労働省に届ける予定です。ぜひご協力を宜しくお願い致します。

(2023年6月5日)

鮒田式胃壁固定具公式ホームページに関して

鮒田式胃壁固定具は2020年に誕生から30年を迎えました。

 

その間、胃壁固定具は胃壁固定具Ⅱへと進化させました。これからも鮒田式胃壁固定具は進化を続け、安全で安心な医療のために貢献します。

 

この鮒田式胃壁固定具公式ホームページは、鮒田式胃壁固定具及び経皮的胃壁腹壁固定法の情報提供を通して、患者さまにとって、より安全で安心な経皮内視鏡的胃瘻造設術が実施されることを願い、開発者である鮒田昌貴が責任運営しております。

 

より多くの医療従事者の方にご笑覧いただくことを願っております。

胃壁腹壁固定に関するコンセンサスとガイドライン

日本静脈経腸栄養学会(現日本臨床栄養代謝学会)のガイドライン

「静脈経腸栄養ガイドライン(第3版)」【Minds掲載】

 2014年1月15日第 1 版第 2 刷:55-56

「瘻孔が完成する前の胃瘻カテーテルの事故抜去は汎発性腹膜炎に至ることがあるので、適切な予防策を講じる」

「胃壁固定を行っておけば、胃瘻カテーテルが抜去されても汎発性腹膜炎などの重篤な合併症を予防することができる」「特に、Introducer法で胃瘻を造設する場合には胃壁固定を標準的に実施するべきである」と推奨度ランクAⅢ(強く推奨する・症例集積研究や専門家の意見)

 

本ガイドラインはMindsガイドラインライブラリーから閲覧できます。

日本消化器内視鏡学会のガイドライン

「消化器内視鏡ハンドブック」

 改訂第2版 2017年5月22日:324-325,328

「introduce変法では必須」
「瘻孔形成前の胃壁と腹壁の解離を防ぎ、堅固な瘻孔形成を促すことができる」
「pull/push法においても腹水症例(少量)では腹壁固定が必要」
「胃壁固定がなされていない状態での早期事故抜去は、腹膜炎をきたす可能性があり、胃穿孔に準じた対応が必要となる」

 

本ハンドブックは国立国会図書館で閲覧できる他、amazonでも入手できます。 

令和4年度診療報酬改定にて胃壁腹壁固定が算定要件となった件

令和4年度(2022年4月)の診療報酬点数の改正において「k664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) 6,070点」の算定要件として、「(1) 経皮的内視鏡下胃瘻造設術を行う場合においては、予め胃壁と腹壁を固定すること。」が加わりました。これにより経皮的内視鏡下胃瘻造設術を行う場合においては胃壁腹壁固定法の実施が診療報酬上で要件化されました。

本決定までの経緯と今後に関しましては本サイトにて改めてご報告致します。

(2022年4月1日)

天王山会館(鮒田昌貴記念館)完成のお知らせ

2016年1月24日にこれまでの鮒田式胃壁固定具等の医療機器開発に関する研究成果を保管展示するために天王山会館(鮒田昌貴記念館)を三重県松阪市に開館致しました。

 

この鮒田式胃壁固定具公式ホームページでも記念館の展示物や情報及び最新の活動状況等に関して公開してまいります。

 

天王山会館(鮒田昌貴記念館)の詳細はこちら